突然ですが、皆さんは「オーボエ」と聞くとどういう楽器を思い浮かべますか?
上の画像のような楽器が頭にパッと思い浮かんだ方がほとんどだと思います。
いわゆる広く一般的に知られている現代のオーボエです。クラシック好きの方だと、「オーケストラで最初にチューニングのA音を出してる楽器だ!」という認識があると思います。
オーケストラの曲ではオーボエ独特の哀愁のある音色を武器にしたようなソロが沢山出てくるので、聴いたことがある方も多いかもしれません。
また、クラシックにあまり馴染みがない方でも、フィギュアスケートの宇野昌磨選手が今年2月のショートプログラムで流していた曲がオーボエの音というとピンと来る方もいるかと思います。
そんなオーボエですが、現在のような形になるまでさまざまな過程を経てきました。
楽器の技術的な問題の改善や、当時に求められていた音の追求など、、、何度も改良を重ねた上で今の形があるのですが、その各時代の楽器一つ一つがその楽器にしか出せない魅力があると私は思っています。
来月のぼんぐうサロンで演奏するバロックオーボエはバッハやヘンデルが生きていた頃のバロック時代の楽器。
ご覧の通り、キイの数が全然違いますし、楽器の内径や、オーボエを演奏する上で不可欠なリード(吹き口)まで全然違います。
この楽器ではどんな音色が奏でられるのか?
来月10月のぼんぐうサロンをお楽しみに…!
次回は「私とバロックオーボエの出会い」についてお話しします。