終演報告コラム♪ぼんぐうサロンコンサートvol.28【濱田 佳寿江】

古楽器の聴き比べと題されたシリーズの第2回「弦楽器」は、9月5日(土)おかげ様で無事終演いたしました。

ご来場くださいました皆様、いつもサポートしてくださるスタッフの方々、そしてメディアファイブに心から感謝申し上げます。

振り返ると、ヴィオラ・ダ・ガンバの入った四重奏ということで、どんなプログラムにしましょうか、と意見交換を始める前から個人的にわくわくしておりました。 
というのも、私は根っから第2ヴァイオリン気質で、弦楽四重奏ではヴィオラと内声を彩ることに喜びを感じる性格のため、ガンバと組んだらどうなっちゃう???という風に、勝手に想像して興奮していたのでしょう。 
初めてのリハで、ガンバ特有の心地良い響きを体感し、留学中に味わっていた「異世界へようこそ」の感覚、懐かしさが蘇って逆に落ち着きました。

プログラムはガンバコンソートではお馴染みのレパートリー(声楽曲のモチーフをもつ器楽曲)に始まり、イギリスのオペラから器楽曲を抜粋、フランスの劇音楽からも数曲、続いてイタリアの室内楽曲、そしてドイツものの四重奏曲へ、時代の流れに沿ってお届けすることができました。

途中で出演者による楽器の説明を添えながら、それぞれの音を聴き比べる時間もあり、トークと会場のセッティングでお客様との距離もぐっと近づいたような気がします。
ガット弦や弓の毛、楽器のパーツをお客様が直接触れるように準備していたので、終演後「古楽が初めての方からマニアまで楽しめるコンサートでした。」とご感想をいただき嬉しかったです。

ぼんぐうサロンコンサートでは、毎回お客様と親睦を深める時間がございます。直接ご意見やご質問を伺える機会は、奏者にとって非常に有り難く、今後の糧となります。

当日ご来場できなかった方々のために、チラシのサブタイトルに掲げておりました「先祖は腕から?脚から?」のご回答をさせていただきます。

腕から→ヴァイオリン属 ※チェロもこちら
脚から→ヴィオール属 ※ガンバ=gamba=(イタリア語で)脚

最後に、今回ご一緒させていただいたバロックヴァイオリンの倉田輝美さん、ヴィオラ・ダ・ガンバの田中孝子さん、バロックチェロの中嶋寄恵さん、リハーサルから笑いの絶えない楽しい時間を本当にありがとうございました。
初めて集まったとは思えない程の団結力と、響きの中に通じ合うものがあり、至福のアンサンブルでした。
お客様からも「衣裳も姉妹みたいで息もぴったりだった。」とお言葉をいただき、この4人が出会い、カルテットを組めたことに感謝の気持ちを込めて、終演報告とさせてただきます。

12月6日(日)vol.29 古楽器の聴き比べ
シリーズ第3回は「撥弦楽器」です。是非また会場でお会いしましょう。

バロックヴァイオリン
濱田 佳寿江

関連記事

言語を選択