11月の最後の週末に第25回目のぼんぐうサロンコンサートを行いました。
今年一年は<バロック音楽のお国柄>をテーマにし、イギリス、イタリア、フランスと巡り、今回はラストの<ドイツ>回でした。
バロック・フルートの永野怜実さん、チェンバロの西野晟一朗さん、そして私ソプラノの中川詩歩という3人で、〜美味なる音楽と芳醇な旋律〜と題したコンサートを行いました。
前半は、人間の<愛>と<キリストの愛と死>の歌の間に、美しき旋律のチェンバロのソロ曲や香り高いフルートソナタをお送りしました。


マタイ受難曲からソプラノのアリア<愛ゆえに>をお送りしたのですが、この曲は本来ソプラノとフルート、オーボエ・ダカッチャ2本だけで構成されており、マタイ受難曲の中で通奏低音が入らない唯一の曲です。キリストが十字架にかかる前の場面の曲で、地上の重さが減ったような印象を受けます。
ですが今回はオーボエの部分をチェンバロにお願いしました。チェンバロが奏でる2本の旋律もこれまた美しくありました。
後半は飲食がテーマ。
コーヒーカンタータ、食卓の音楽、ワインそして食事についての曲を。
初めての試みで淹れたてホットコーヒーを皆様に召し上がって頂きながら、J.S.バッハのコーヒーカンタータをお聴き頂くという密かな私の夢が叶いました!
お手伝いできて下さっていたギタリスト松本富有樹さんが豆を挽き、愛情込めて美味しく淹れてくださりました。

それからテレマンの食卓の音楽にてフルートとチェンバロの美しい曲を聴いていただいた後は、
特別?ゲストでテノールの田尻健さんにも入っていただきました。
テレマンが作曲した、<真面目とユーモアを交えた24のオード>の歌曲を歌い、
「派手なコース料理より家のシンプルなご飯が好き」や、
「ワインを飲んで一年の幸せと活力を増やそう!自分が飲む事で他の人の命も祝うのだ!」という内容の歌を、お客様たちに向かってグラスをかがけて乾杯しつつ楽しく終宴、終演♪
アンコールはバッハ/グノー作曲のアヴェマリアでクリスマスの雰囲気も少し感じていただきました。

今回は初めてテーブルを客席にご用意したので、食卓を囲みながら音楽をゆったりと聴いていただけた、そんなぼんぐうらしい回になったと思っています。

さて次回のぼんぐうは特別回です。
2020年秋に結成されたぼんぐうの創立5周年の記念コンサートが開催されます。
コロナ禍に生まれたこの団体のこれまでの演奏曲や出演者が集まって大人数での演奏会です。
会場はいつもの薬院ぼんぐうサロンを飛び出して
箱崎にありますAIWA HALL となります。
これまで応援してくださった皆様へ感謝を込めて行いますのでどうぞお越しくださいませ。
記・中川詩歩


ぼんぐう創立5周年記念コンサート
2026年1月18日(日) 14:00開演 (13:30開場)
AIWA HALL
(福岡市東区箱崎4-8-15 グローバルクリエイターアカデミー1F)
箱崎九大前駅より徒歩6分
ソプラノ:中川詩歩
テノール:田尻健
リコーダー:上野英理也 大坪由香
ヴァイオリン:倉田輝美 濱田佳寿江
ヴィオラ・ダ・ガンバ:田中孝子
チェンバロ:今谷美芳 辛島明美
ギター:松本富有樹
リュート:太田耕平
<プログラム>
C. de セルミジ(1490-1562)
花咲く日々に生きる限り
J.B.リュリ(1632-1687)
歌劇<恋する医者>よりシャコンヌ
J.S.バッハ(1685-1750)
<狩のカンタータ>より 羊は安らかに草を食み
etc.
一般4,000円 学生2,000円
(当日500円増)
チケット申し込みはこちら↓
https://bon-gout.org/ticket-reservation/