第13回新・福岡古楽音楽祭を終えて【太田 耕平】

10月9日ー12日の4日間、第13回となる「新・福岡古楽音楽祭」が行われた。

今年のテーマは「バロック音楽 都市めぐり」
9日に行われた室内楽コンサートでは、ヴィオラ・ダ・ガンバの平尾雅子さん、フルートの前田りり子さん、そしてリュートは我が師匠である今村泰典さんの大御所3名によるフランスの音楽、そして12日のランチタイムコンサートでは安積道也さん指揮によるバッハの音楽。

それぞれにバロック音楽の多面的な魅力を伝える演奏会となった。安積氏によるプレトークでは、氏の「言葉としての音楽」という視点での説明が丁寧になされ、観衆の興味を引いていた。

期間中はそれぞれの奏者によるマスタークラスも行われ、各教室ではレベルの高いレッスンが行われる。
また別室では大内山薫さん指導のもと、子供向けのバロックヴァイオリン講座があり、お馴染みのアンサンブルコースや「昔の楽器」講座など、多岐にわたる内容で盛りだくさんの4日間だったように思う。

どれも興味深い内容ではあるが、同時開催のこともあり、体はひとつ、どうしてもどれかを選択しなければならない。そのあたりがどこか興味を「分散」されるようでもどかしい気もする。

いずれにせよここには古楽ファンの皆さんが集まり、旧交を温めることができる素敵な場であることにかわりはない。
ぜいたくを言えば、また新しい人たちを巻き込める、もっと開かれた企画になればと期待する。

来年は2027年10月8日ー11日、テーマは「中世・ルネサンス音楽の祭典」!これこそ、楽器を持って街角に飛び出せるような、弾いて踊って、楽しい会になること間違いなし⁉


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