「ヘンデルとスカルラッティ」

久々の更新となりました。チェンバロの西野晟一朗です。


今回は、間近に迫ったぼんぐうサロンvol.9〈ヘンデルとスカルラッティ〜火花散る!チェンバロ対決〉について書かせて頂きます。(前回の続きを放置したままになっておりましたので、順次更新させて頂きます💦)


1685年に生まれた両巨匠は、タイトルにもあるようにチェンバロとオルガンの腕競べをしたと伝わっており、(1706年頃)音楽家のパトロンとして有名なオットボーニ枢機卿の元で行われました。


まず対決はチェンバロで行われ、何名かはスカルラッティの方に分があると言ったようです。


オーボエ奏者プラは両者の演奏を「全面的に異なっていた」と語っており、スカルラッティの演奏は「表現におけるある種の上品さや繊細さ」が、ヘンデルの演奏は「類まれな輝きと指さばき」、「豊かさ、力、そしてエネルギー」が素晴らしかったと言い残しています。


オルガンの対決ではヘンデルに分があるとスカルラッティ自身が認めたとのことで、この対決の後、彼らは友情で結ばれました。


今回はそんな2人の作品をこのチェンバロ対決に想いを馳せ演奏させて頂こうと思います。
演奏している僕自身はどちらの作品が良いか… やはり両方とも素晴らしすぎて選ぶことが出来ません‼️

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