イタリアのチェンバロ Clavicembalo italian
イタリアのチェンバロは底板を基礎に、薄い糸杉材を用いて作られます。深くくぼんだベントサイド、細長い胴体は、音の高さに合わせた自然な比率から得られた形です。
16世紀初頭には他国に先駆けて、すでにその様式は完成され、ピアノにその座をとってかわられる18世紀まで、ほとんどそのスタイルを変えることはありませんでした。洗練された美しい響きだけを求めて作られたイタリアのチェンバロには、フランドールやフランスに見られるような、響板に装飾や絵を施すということは行われませんでした。
音楽のキャリアをギター、そしてリュートから始めた私は、まさに弦を直接指でつま弾くような感覚で演奏できるイタリアのチェンバロを長年愛用してきました。そんなイタリアのチェンバロの響きを思う存分堪能していただくコンサートです。
[日時]
2022年5月1日(日) 14時開演(13時30分開場) ※16時終演予定
[会場]
スパツィオ(Spazio)イタリア会館・福岡(トキリキュウ2階)
福岡市中央区今泉1-18-25 季離宮(中離宮2 F)
http://italiakaikan.com
西鉄福岡駅/地下鉄七隈線天神南駅から徒歩5分
[出演]
岩田耕作(チェンバロ)
岩田明子(ソプラノ)
[プログラム]
D.ツィポーリ : 組曲ト短調
G.B.バッサニ : カンタータ「情熱的な美しい二つの瞳(Ardea di due begl'occhi)」
A.ポリエッティ : ロッシニョーロ(Rossignolo 夜鳴きうぐいす)
D.スカルラッティ : ソナタ変ロ長調 K.248
G.ボノンチーニ : カンタータ「こんなに愛しているのに(Amo si ma non so dire)」
G.B.プラッティ : ソナタハ短調
[入場料]
3000円
[予約・お問い合わせ]
ハルモニー・セレスト(岩田)
TEL:090-9472-3147
E-mail:harmonieceleste@icloud.com
ホームページ http://h-celeste.jp
[後援]
新・福岡古楽音楽祭